Seeking SPECIFIC from US
先日一人のアメリカ人D.C.(Doctor of ChiropracTIC)が、
遠路遥々、ChiropracTICを学ぶためにTIC道の門を叩いた。
現在Sherman College留学中のメンバー、磯部博文DC2Bに大きな刺激を受け、
彼のChiropracTIC journeyが実現した。
レッスンが始まるやいなや、彼の迸る情熱とChiropracTICに対する想いが道場を覆い尽くし、
皆が時間を忘れて喜びに満ち溢れた素晴らしい時空間となった。
<アメリカでの絶望と希望>
約二年前、TIC道メンバーがSherman Collegeに集結した際に、
学校の変わりように大きく絶望したことは記憶に新しい。
Dr. Scottも、
「莫大な時間とお金を費やしたけど、ようやくChiropracTICの勉強ができる!」と語る。
もはや微かな”残り香”となってしまっているアメリカでのカイロプラクティックの現状は
嘆かわしいことではあるが、Dr. Scottの探究心と情熱、タレントによって、
首の皮一枚繋がったに違いない。
<活きた叡智>
レッスンの中で無数の動きを練習し、ターグルリコイルの鍛錬を繰り返した。
がしかし、各所作の一つ一つの意味を正確に理解して実践されておらず、
“ただそう教わったからやっている”という現状がよくわかる機会にもなった。
なぜこの練習をするのか、なぜこれが必要なのか、何のためにやっているのか。
すべてを理解して実践している人から学ぶことの重要性は、本人が一番痛感したことだろう。
それは終始、
「そういうことだったのか! 納得!! すべてが繋がった!!」という彼の言葉が物語っている。
<より上質を求めて>
彼のよく口にする言葉に”quality”(質)がある。
その言葉が示すように、まさにカイロプラクティックの探求には
より上質なものを求める姿勢が必要不可欠だと言っても過言ではない。
カイロプラクティックの実践は非常にシンプルなものであるが故に、
すぐに”できる”ものだと思われている節もある。
テクニックに限らず、クライアントへの伝え方、接し方、オフィスの空間、
無数の要素を上質なものにアップデートしていき磨きをかけるという性分が、
カイロプラクティックの未来を決めるというのは、疑いの余地がない。
<Dr. Scottがくれたもの>
3日間という時間ではあったが、
Dr. Scottが我々TIC道にくれたものは非常に大きなものだった。
それは単なる自己満足感や自己肯定感というものではない。
皆が一つの目的に向かって突き進み、助け合いながら、互いに研鑽し、
カイロプラクティックをより価値あるものにしていける同志との時間は、
何よりもプライスレスな3日間となった。
TIC道は、まだまだ続く!
Thank you, Dr. Scott!